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『アイアンマン』 (2008) [映画 (~2008 鑑賞作品)]

 いままで、どのくらいのアメコミが映画化されたのだろう。どちらかと言えば決して嫌いではないクチなので、時間さえあれば観に行ってしまう。だいたいが映画化されても、出処ゆえの消すことの出来ないB級の香りプンプンなんだから、私は甘い蜜に抗しきれない蜂のように、否応なく、つい吸い寄せられてしまうのだ。


 で、『アイアンマン』である。予告編を見ただけでも、B級以外の何者でもない、見事な"掴み"だ。そう、別に観なくても後悔はしなさそう、別にDVDでもOK!とでも、言わんばかりに立派な存在感を漂わせていた。

 主要登場人物の少なさ、脇キャラクターのステロタイプ度、スケールがデカいようで実は小さな世界でしか物語が展開されない・・・、なんとも後腐れのない潔い生い立ちや成り立ち、個人的には、全部、褒め言葉として理解しているつもりだ。B級の楽しさ、ここにありである。

 そうそう、本題、本題。

 『アイアンマン』は、実にその点を踏まえた上で、よく出来ている。しっかり、地に足が着いている。演出も存在もチャラチャラしていないのだ。堂々と"我が成せる事と"受け止める兵器産業の胡散臭さも、結局は最後にビジネスパートナーが背負ってくれるので、観ている方はついつい忘れてしまうのだ。


 この作品は、映画化アイアンマン・シリーズの第1作「いかにして私は私をアイアンマンとして製作したか」篇である。1作目なので、ドハデぢゃなかったりする。後に続く作品のためにも、である。

 第1作目で、やらなきゃいけないのは、主人公のカッコよさをいかに見せるかである。子供なら憧れる、簡単には手に入れられないであろう、数々のカッコよさ。そりゃ、女の子にもモてなきゃダメだし、豪邸だって見せつけてくれなきゃ(でも、もう一捻り欲しかった)、アフガンへの移動手段だって、別にこんなに踊るCAはいらないだろ、ってところまで、見せてくれれば、無駄と知りつつ納得してしまう私なのだ。

 テンポよく、歯切れよく、ストレートに、物語は進行する。1号機から3号機までの進化していく、製作過程で見せてくれるパワードスーツの美しさよ。なんとも、映像として美しいのだ、その過程が。

 手堅く纏まった、良い出来の、アメコミ映画化作品です。役者も手堅いところを揃えてます。的外れなツッコミだけは、して欲しくないなぁ。

 面白いんだから、いいんです。心の中では100点、でも、人には「78点ぐらいかなぁ」、と言っておこう。

 ところで、 ロバート ダウニーJr.、ラストに向かってラテン系っぽい顔になっていくんだけど、何故? ちょっとイカガワしい雰囲気も漂わせておりました。それも、演技力なのかなあ・・・・、当然!。

《 転載 2008.10.23 (14:18:05) 》



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