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『ティンカーベル』 (2008) [映画 (2009 鑑賞作品)]

 ちょこっと、期待していました。ディスニーのオリジナルのストーリーですし、『ピーターパン』へと続く物語なんで、どんな風に楽しく描いてくれるのか期待していました。

 ・・・が、あれっ、これって、テレビのディスニー・チャンネル用に新しく作られている連続アニメの雰囲気そのままじゃん。(^^ゞ


Selena Gomez ~ Fly To Your Heart


 テレビ用ともなれば、主人公の周りの登場人物を多くして、その中には同年代の親友や、敵役や、ドジなタイプなどを適度に配置して、話のネタが尽きないような設定で作られます。で、設定がそのものなんです。テレビ的なんです。

 この作品で描かれるのは、ティンカーベルの目下の悩み。天職のはずの自分の役割に疑問を持つ、普通に悩む10代です。あれあれ、夢も希望も、これからずっと先にあるもの、今は悩める妖精さんなのです。ちょっと幼稚すぎますね、自分のアイディンティティに悩むという以前の段階のティンカーベルなんです。

 だから、あんまりキャラクターが可愛く描かれていないです。妖精の世界では、ごく普通の存在。特別なオーラも何もない存在。ティンカーベルのステキなところや個性が、まだ備わっていない状態の話なんですね。

 ディズニー様、夢は見せてくれないの? 一応、夢を見せて欲しくて、映画館に足を運んだんですけど・・・。


日本語版エンディングテーマ 湯川潮音「妖精のうた」


 ティンカーベルが自分の天職(?)に目覚めるまでの、ちょっとした紆余曲折が、ちょっとした事件を絡めて描かれます。ただ、全体的には平坦な演出で、盛り上がりにも欠けます。印象に残る楽曲も1曲ぐらいだし、もうちょっと何とかならなかったのかなあ。せめて、ライト・ミュージカル仕立てでも良かったんじゃないかなあ。

 だいたいディズニーのアニメって、印象的な脇キャラも登場するんだけど、それも生きていないし、憎々しい敵キャラも、お話を盛り上げるほどではなくて、ちょっとした「いじわる」程度だし・・・、何もかも中途半端な感じです。基本的にこの作品に登場するのは、みんないい娘、みんないい妖精なんですね。妖精の国でのお話なんで、まっそういうことです。



 全4部作の第1作目だそうですが、なんか30分程度に分割してテレビ放送で使えるように作られた感じさえします。今作を観て、残り3部作はレンタルビデオでもいいなあ、なんて思いました。というより、レンタルでも見ないかも・・・。

 で、製作はDisney Cartoon Productions、そういうことか、そういうことなんですね。

《転載記事 2009.1.30 (12:41:05)》

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