SSブログ
ご訪問をありがとうございます。

『女の子ものがたり』 (2009) [映画 (2009 鑑賞作品)]

女の子ものがたり.jpg

 あまりにも肯定的な女の子たちが、とても悲しかった。

 環境が、そういう時代だったことも確かなので、さらに複雑な気持ちにもなる。

 否定することによってこそ、前に進めるんだって、つい思い込みがちなんだけれど、殆どの人たちは、この映画に描かれるように、世の中に対して、肯定とか否定とかのレベルではなく、全てを呑み込んで生きていたんだよね。そう、受け入れるって意識もないまま。

 それが、この映画の肌触りの良い、ちょっと素っ気無い、薄っぺらな雰囲気に、よく合っているんだと思う。

 たいしたことじゃないんだ、世の中を受け入れるって、環境を受け入れるって、人生を受け入れるって、だって今も無意識にでも、生きているんだから・・・。

 その強かさが、この映画の救いなんだと思う。

女の子ものがたり2.jpg

 甘ったるくない素敵なエピソードが、たくさんあるんだけれど、変に盛り上げようとしないで、サラっと描いているところが魅力だと思う。

 自堕落で自虐的。でも、それって出発点は反発だったり反抗だったりするんだよね、自分に対する。

 悶々とした主人公が、そのまま映画の中にもいて、映画そのものも、食い尽くしてしまったように思う。


映画『女の子ものがたり』トレーラー


nice!(0)  コメント(2)  トラックバック(5) 
共通テーマ:映画

nice! 0

コメント 2

SOSEGON

とってもそそられる映画です。
いつもいい映画の紹介ありがとうございます。

また、リストに加えておきます!
by SOSEGON (2009-10-05 08:38) 

よーじっく

SOSEGON さん、こんばんはぁ(^_^)/
いつも、ありがとうございます。

結構、悲しげなエピソードを淡々と綴っている
作品なんですが、登場人物たちが
一向にめげないところが、その時代や環境を
感じさせます。

いろいろな意味で、期待しないでご覧になられる
ことを、オススメします。

ハマる人がいても、なんら不思議ではない作品
だとも、思いますが・・・。
by よーじっく (2009-10-05 19:03) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:[必須]
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 5

※ 130万アクセスにとどきました。(7/8 頃)
  ご訪問くださる皆様に、こころから感謝いたします。
  皆様に幸あれ!!! です。 ヽ(^o^)丿

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。