ご訪問をありがとうございます。
かなり挑戦的な映画でした。真剣なのか、投げやりなのか、「とんでもない映画だ!」と人に言わせたくて、創っているみたいに見えます。
しかし監督の本心は、「いや、そうじゃないんだろう?、もっと別の何かを表現したくて創ったんだよね」って、言って欲しいような気もします。どちらにしても、一筋縄ではいかない、そんな作品なんですね。
作品の上映時間の短さや映画タイトルのこれ見よがしの出し方などは、脱力感を突き抜けたところで勝負しようとしているように思えて、劇中、獄舎の上で毅然と仁王立ちしている監督の姿とオーバーラップします。
この映画には、ストーリーの時代背景とはそぐわない「今」を感じますし、何故か監督に染み込んでいる「今」が、濃厚に漂う作品でもあります。「お笑い」のオチみたいなラストの素っ気無さは、いわば監督の照れ隠しなのかもしれませんが・・・。
作品のバランスから見ても、どちらかと言えば真面目にしっかりと創られている部分が多いので、余りにアホくさいラストの非現実的な呑気さは、かえってこの作品に清々しささえ与えていて、観客の肩の力を、あっさりと抜け落ちさせてくれます。ちゃんとした(?)作品を演出できる力量は、ところどころ安っぽいインターミッションを交えてはいますが、窺い知れることは確かです。でも最後は、疲れがどっと出てしまう人もいるかもしれませんね。
かなり微妙なニュアンスを含んだこの監督のニヒルさは、ビシッと堅実にまとめられた作品であることを、拒否するかのごとく、憎らしいぐらいに爽快であり、唐突に劇中で歌われる「ふれあい」は、この作品の時代背景をあやふやなものにしたい、監督の無邪気な遊びごころの最たるものなのかもしれません。
ここは、とりあえず、観客も素直に、すべての意味を込めて「マイッタ!」の称号を差し上げるべきなのかもしれません。「よっ!大統領!!!」と、掛け声をね。(^_-)-☆
この作品は、ストーリーを理解しようとしたり、感動を求めようとすると、不親切な部分は多々あるとは思いますが、作品の出発点は案外、監督の本音から動き出している気がします。そんな風に考えると、かなり近しく人に優しい作品ではないかと思えたりもします。正統的な「映画」を求めるのではなく、人を食った会話の中から零れ落ちる洒落の産物としての本気を、楽しむ感覚で接する事が大切なのかもしれません。
名だたる役者さんたちの重厚な演技が、観終った後、とても可愛いらしく感じられてしまう、不思議な作品でした。
チェック:シュールかつ洗練された笑いのセンスで熱狂的ファンを生むばかりか、さまざまな分野のクリエイターたちから熱い支持を受ける奇才・板尾創路の監督作。『空気人形』の熱演も記憶に新しい彼が自ら主演も務め、何度も脱獄を繰り返す男と、彼を見つめ続ける看守の心の交流を描く。主人公を追う看守を演じているのは、日本映画界の名優・國村隼。そのほか人気芸人たちが友情出演を果たしているのも見逃せない。観る者全員の予想を覆すラストにも注目だ。
ストーリー:昭和初期の信州第二刑務所。そこに、拘置所を2度も脱走したいわくつきの囚人、鈴木雅之(板尾創路)が移送されてくる。簡単には脱獄できないはずの信州第二刑務所を、鈴木は1時間もたたないうちに脱獄。その後、刑務所近くの線路沿いで身柄を取り押さえられた鈴木だったが、看守長の金村(國村隼)はそんな彼に興味を持ち始める。 【シネマトゥデイ】 より
※ 130万アクセスにとどきました。(7/8 頃)
ご訪問くださる皆様に、こころから感謝いたします。
皆様に幸あれ!!! です。 ヽ(^o^)丿
『板尾創路の脱獄王』 (2009) [映画 (2010 鑑賞作品)]
かなり挑戦的な映画でした。真剣なのか、投げやりなのか、「とんでもない映画だ!」と人に言わせたくて、創っているみたいに見えます。
しかし監督の本心は、「いや、そうじゃないんだろう?、もっと別の何かを表現したくて創ったんだよね」って、言って欲しいような気もします。どちらにしても、一筋縄ではいかない、そんな作品なんですね。
作品の上映時間の短さや映画タイトルのこれ見よがしの出し方などは、脱力感を突き抜けたところで勝負しようとしているように思えて、劇中、獄舎の上で毅然と仁王立ちしている監督の姿とオーバーラップします。
この映画には、ストーリーの時代背景とはそぐわない「今」を感じますし、何故か監督に染み込んでいる「今」が、濃厚に漂う作品でもあります。「お笑い」のオチみたいなラストの素っ気無さは、いわば監督の照れ隠しなのかもしれませんが・・・。
作品のバランスから見ても、どちらかと言えば真面目にしっかりと創られている部分が多いので、余りにアホくさいラストの非現実的な呑気さは、かえってこの作品に清々しささえ与えていて、観客の肩の力を、あっさりと抜け落ちさせてくれます。ちゃんとした(?)作品を演出できる力量は、ところどころ安っぽいインターミッションを交えてはいますが、窺い知れることは確かです。でも最後は、疲れがどっと出てしまう人もいるかもしれませんね。
かなり微妙なニュアンスを含んだこの監督のニヒルさは、ビシッと堅実にまとめられた作品であることを、拒否するかのごとく、憎らしいぐらいに爽快であり、唐突に劇中で歌われる「ふれあい」は、この作品の時代背景をあやふやなものにしたい、監督の無邪気な遊びごころの最たるものなのかもしれません。
ここは、とりあえず、観客も素直に、すべての意味を込めて「マイッタ!」の称号を差し上げるべきなのかもしれません。「よっ!大統領!!!」と、掛け声をね。(^_-)-☆
この作品は、ストーリーを理解しようとしたり、感動を求めようとすると、不親切な部分は多々あるとは思いますが、作品の出発点は案外、監督の本音から動き出している気がします。そんな風に考えると、かなり近しく人に優しい作品ではないかと思えたりもします。正統的な「映画」を求めるのではなく、人を食った会話の中から零れ落ちる洒落の産物としての本気を、楽しむ感覚で接する事が大切なのかもしれません。
名だたる役者さんたちの重厚な演技が、観終った後、とても可愛いらしく感じられてしまう、不思議な作品でした。
チェック:シュールかつ洗練された笑いのセンスで熱狂的ファンを生むばかりか、さまざまな分野のクリエイターたちから熱い支持を受ける奇才・板尾創路の監督作。『空気人形』の熱演も記憶に新しい彼が自ら主演も務め、何度も脱獄を繰り返す男と、彼を見つめ続ける看守の心の交流を描く。主人公を追う看守を演じているのは、日本映画界の名優・國村隼。そのほか人気芸人たちが友情出演を果たしているのも見逃せない。観る者全員の予想を覆すラストにも注目だ。
ストーリー:昭和初期の信州第二刑務所。そこに、拘置所を2度も脱走したいわくつきの囚人、鈴木雅之(板尾創路)が移送されてくる。簡単には脱獄できないはずの信州第二刑務所を、鈴木は1時間もたたないうちに脱獄。その後、刑務所近くの線路沿いで身柄を取り押さえられた鈴木だったが、看守長の金村(國村隼)はそんな彼に興味を持ち始める。 【シネマトゥデイ】 より
ご訪問くださる皆様に、こころから感謝いたします。
皆様に幸あれ!!! です。 ヽ(^o^)丿
よーじっくさん こんばんは
過去に緒方けんさんの映画で脱獄を繰り返す男の話がありましたね。
その現代版みたいなものでしょうか?ジャンルじゃないけど、観る環境が整ったら見せられてしまいそうです・・・
おもしろい監督ですね♪
ソラニン観てきました。観ていて心の喜怒哀楽の触れ幅は極めて小さいのに、じわじわ心の中に入ってきました。終始淡々と話しは進むのですが。
何かがくすぐるのです。私半分以上、じわーっとずっと泣いていました★
いくつか「それ」という、改めて確認したことなどもあり、よい映画でした。
静かに心に残りますね。やっぱり宮崎あおいは上手なんでしょうね☆
by スマイル (2010-04-15 23:03)
スマイル さん、こんぱんはぁ(^^)/
コメントとnice!をありがとうございます。
この映画は、かなり唖然とさせられる作品です。
お話はシンプルですが、演出にところどころ
ビックリしますよ。
『ソラニン』は、とても素直で真面目な映画です。
ハデさはないけれど、そこが魅力ですね。(^_^)
by よーじっく (2010-04-15 23:22)
シンシン。 さん、こんぱんはぁ(^^)/
ご訪問とnice!を、いつも感謝です。ありがとうございます。m(__)m
by よーじっく (2010-04-15 23:23)
miyoko さん、こんぱんはぁ(^^)/
ご訪問とnice!、いつも嬉しいです。ありがとうございます。!!!
by よーじっく (2010-04-15 23:24)
あんれに さん、こんぱんはぁ(^^)/
ご訪問とnice!を、いつも感謝です。嬉しいです。(^'^)
by よーじっく (2010-04-15 23:24)
完全にスルーした作品でした。
松本人志と狙い所は近いのかな?
by 丹下段平 (2010-04-15 23:56)
丹下段平 さん、こんぱんはぁ(^^)/
きっと、私が松本人志の映画を1本も観ていないのと
似ているかもしれませんね。
コメントとnice!をありがとうございます。
by よーじっく (2010-04-16 01:07)
寅次郎 さん、こんぱんはぁ(^^)/
いつもご訪問とnice!、ありがとうございます。
嬉しいです。(^_^)
by よーじっく (2010-04-16 01:17)
ロボライター さん、こんぱんはぁ(^^)/
ご訪問とnice!、嬉しいです。ありがとうございます。!!!
by よーじっく (2010-04-16 01:17)
スー さん、こんぱんはぁ(^^)/
ご訪問とnice!を感謝です。ありがとうございます。m(__)m
by よーじっく (2010-04-16 01:18)
xml_xsl さん、こんぱんはぁ(^^)/
いつも、ご訪問とnice!をいただき
ありがとうございます。嬉しいです。(^'^)
by よーじっく (2010-04-16 01:20)
板尾さんは、最近ご活躍ですね。
『空気人形』などの映画で存在感を示しています。
この映画も興味をそそられます。
音楽の「パッパラッパ・・・」という感じもいいです。
それにしても吉本興業がたくさんですね!
by SOSEGON (2010-04-16 03:35)
SOSEGON さん、 こんばんはぁ(^_^)/
ご訪問とコメントをありがとうございます。
個性的な映画なんですが、一途な視点が
いじらしい作品でもあります。
ヨシモトは最近、芸人さんたちが映画をたくさん
創ってますね。ちょっと大量生産ぽいですが
その中から、何か新しい力が出で来るといいなあ
と思っています。
by よーじっく (2010-04-16 19:15)
kaoru さん、こんばんはぁ(^_^)/
ご訪問とnice!、嬉しいです!
いつも感謝です。(^'^)
by よーじっく (2010-04-16 19:15)
mitu さん、こんぱんはぁ(^^)/
ご訪問とnice!をいつも感謝です。こちらにも
ありがとうございます。m(__)m
by よーじっく (2010-04-16 20:06)
もも さん、こんぱんはぁ(^^)/
ご訪問とnice!、嬉しいです。こちらにも、
ありがとうございます。!!!
by よーじっく (2010-04-16 20:08)
タケル さん、こんぱんはぁ(^^)/
ご訪問とnice!を、いつも感謝です。ありがとうございます。m(__)m
by よーじっく (2010-04-16 20:13)
薔薇少女 さん、こんぱんはぁ(^^)/
ご訪問とnice!を、ありがとうございます。
こちらにも、嬉しいです。(^_^)
by よーじっく (2010-04-16 20:17)
久遠 さん、こんぱんはぁ(^^)/
こちらにも、ご訪問とnice!をありがとうございます。!!!
by よーじっく (2010-04-16 20:21)
末尾ルコ さん、こんぱんはぁ(^^)/
ご訪問とnice!を感謝です。ありがとうございます。m(__)m
by よーじっく (2010-04-16 20:42)
くにちゃん、こんぱんはぁ(^^)/
ご訪問とnice!を、ありがとうございます。
嬉しいです。(^_^)
by よーじっく (2010-04-19 19:55)
きさ さん、おはようございます(^_^)/
ご訪問とnice!をありがとうございます。こちらにも感謝です。!!!
by よーじっく (2010-05-23 09:53)