ご訪問をありがとうございます。
米国で70年代に一世を風靡した伝説のサルサ歌手の生涯を描いた作品。ジェニファー・ロペスがプロデュースして、旦那であるマーク・アンソニーを主役に夫婦共演を果たした映画なんですね。
で・・・、私はマーク・アンソニーの魅力が、よくわからないんです。^_^;
かなり前から、アメリカでは絶大な人気を誇るラテン系のシンガーであることは知っていましたし、大ヒット曲が数去れずあることも知っていました。
どこがいいんだろうと思って、何回も彼の曲を聴いたのですが、結局、その魅力はわからずじまい。きっと感覚が違うんだろうなあ、と諦めましたが、それでもずっと気になっていました。
ジェニファー・ロペスと結婚したと聞いたときも、再確認の為に(?)、聴きなおした記憶があるんですが、やはりダメでした。
きっとこの映画、ジェニファー・ロペスが絡んでいなければ、公開されなかったかもしれないし、私も観なかったかも知れません。ジェニファー・ロペスが主人公の妻を演じていますが、ちょっと悪妻の部類にも入るかもしれない役を、迫力で演じていて、この作品に対する気合というか気迫を感じる演技だと思います。
一方の主人公エクトル・ラボーを演じるマーク・アンソニーですが、雰囲気はいいと思いますが、演技はイマイチだと思います。
この人には、ちょっとラテン系の迫力や色気が伝わってこなくて、華奢で洗練されてる感じなんで、そこは演技力でカバーしないと辛いんだけれど・・・。プエルトリコからニューヨークに出てきたばかりの田舎くささとかも感じなかったし、成功してからの私生活での転落も、ただ流されているだけみたいにしか写らなかった。
少なくとも、クスリに溺れて何十年の主人公らしいので、その苦悩の一因らしきものぐらいは漂わせて欲しかった気がします。
そう、この作品って、ジェニファーばっかり目立ってしまって、主人公が相手役にしか見えなかったりするんですよね。ジェニファーは、そんな自分ばかりが目立つ映画を作りたかったわけではないと思うんで、ちょっと観ていて複雑です。彼女が熱演すればするほど、こちらの視線はジェニファーに釘付け・・・。
また、ある意味、音楽映画なんで、サルサの魅力がタップリ堪能できるのかと期待していたら、それほどでもないし、というよりサルサの「陽」の部分は皆無だった気さえする。では、「哀感」はどうか言えば、やはりそれも今ひとつだと思う。
新聞記事の見出しの多用やフラッシュ・バックで、主人公の栄光と転落を追うという演出は、エクトルの人生は何だったのかが、伝わりにくい。
なかんずく鬼気迫る演技を期待できるわけでもなく、最終的に、こんな人がいたんだあなんて、遠い東洋の国に住む私は、その距離を感じただけなんですね。最低限の知識をいただいた程度になってしまいました。
結局、映画としては、整理されていない部分とか、演出上の未消化部分とか、編集とか、もたつきばかりが目だって、もう一つ主人公に肉薄できなかった印象は否めません。
それでも後半も押し迫って、主人公が転げ落ちるように袋小路に追い込まれてゆく、悲惨なお話は、かなり胸にズシンと来ました。作品ではなく、実話が持つオリジナルの迫力だったんだと思います。
エンドクレジットのバックには、モデルとなったエクトル・ラボー自身の歌が流れるんですが、そう、その声、その声なんですよ。
私は納得しましたよ。あの声なら、わかる。あの声なら一世を風靡したことが理解できる。そんな哀愁を感じさせる魅力的な高音でした。思わず、YouTube で動画を探してしまいました。結構、あります (^_^)
『エル・カンタンテ』予告編
※ 130万アクセスにとどきました。(7/8 頃)
ご訪問くださる皆様に、こころから感謝いたします。
皆様に幸あれ!!! です。 ヽ(^o^)丿
『エル・カンタンテ』 (2009) [映画 (2009 鑑賞作品)]
米国で70年代に一世を風靡した伝説のサルサ歌手の生涯を描いた作品。ジェニファー・ロペスがプロデュースして、旦那であるマーク・アンソニーを主役に夫婦共演を果たした映画なんですね。
で・・・、私はマーク・アンソニーの魅力が、よくわからないんです。^_^;
かなり前から、アメリカでは絶大な人気を誇るラテン系のシンガーであることは知っていましたし、大ヒット曲が数去れずあることも知っていました。
どこがいいんだろうと思って、何回も彼の曲を聴いたのですが、結局、その魅力はわからずじまい。きっと感覚が違うんだろうなあ、と諦めましたが、それでもずっと気になっていました。
ジェニファー・ロペスと結婚したと聞いたときも、再確認の為に(?)、聴きなおした記憶があるんですが、やはりダメでした。
きっとこの映画、ジェニファー・ロペスが絡んでいなければ、公開されなかったかもしれないし、私も観なかったかも知れません。ジェニファー・ロペスが主人公の妻を演じていますが、ちょっと悪妻の部類にも入るかもしれない役を、迫力で演じていて、この作品に対する気合というか気迫を感じる演技だと思います。
一方の主人公エクトル・ラボーを演じるマーク・アンソニーですが、雰囲気はいいと思いますが、演技はイマイチだと思います。
この人には、ちょっとラテン系の迫力や色気が伝わってこなくて、華奢で洗練されてる感じなんで、そこは演技力でカバーしないと辛いんだけれど・・・。プエルトリコからニューヨークに出てきたばかりの田舎くささとかも感じなかったし、成功してからの私生活での転落も、ただ流されているだけみたいにしか写らなかった。
少なくとも、クスリに溺れて何十年の主人公らしいので、その苦悩の一因らしきものぐらいは漂わせて欲しかった気がします。
そう、この作品って、ジェニファーばっかり目立ってしまって、主人公が相手役にしか見えなかったりするんですよね。ジェニファーは、そんな自分ばかりが目立つ映画を作りたかったわけではないと思うんで、ちょっと観ていて複雑です。彼女が熱演すればするほど、こちらの視線はジェニファーに釘付け・・・。
また、ある意味、音楽映画なんで、サルサの魅力がタップリ堪能できるのかと期待していたら、それほどでもないし、というよりサルサの「陽」の部分は皆無だった気さえする。では、「哀感」はどうか言えば、やはりそれも今ひとつだと思う。
新聞記事の見出しの多用やフラッシュ・バックで、主人公の栄光と転落を追うという演出は、エクトルの人生は何だったのかが、伝わりにくい。
なかんずく鬼気迫る演技を期待できるわけでもなく、最終的に、こんな人がいたんだあなんて、遠い東洋の国に住む私は、その距離を感じただけなんですね。最低限の知識をいただいた程度になってしまいました。
結局、映画としては、整理されていない部分とか、演出上の未消化部分とか、編集とか、もたつきばかりが目だって、もう一つ主人公に肉薄できなかった印象は否めません。
それでも後半も押し迫って、主人公が転げ落ちるように袋小路に追い込まれてゆく、悲惨なお話は、かなり胸にズシンと来ました。作品ではなく、実話が持つオリジナルの迫力だったんだと思います。
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エンドクレジットのバックには、モデルとなったエクトル・ラボー自身の歌が流れるんですが、そう、その声、その声なんですよ。
私は納得しましたよ。あの声なら、わかる。あの声なら一世を風靡したことが理解できる。そんな哀愁を感じさせる魅力的な高音でした。思わず、YouTube で動画を探してしまいました。結構、あります (^_^)
『エル・カンタンテ』予告編
タグ:ジェニファー・ロペス
ご訪問くださる皆様に、こころから感謝いたします。
皆様に幸あれ!!! です。 ヽ(^o^)丿
僕もこの手の音楽はけっこう聴くんですが、
アンソニーさんはアッサリしすぎかもしれませんね。
ただ、予告編のサウンドには反応します。
やっぱりアンソニーさん、ジェニファーとの結婚が、
そもそも無理だったのかもしれませんね。
ジェニファーの夫を世に出そうという愛情は感じますが・・・・。
健気でいいと思うんですがねぇ~?!
by SOSEGON (2009-10-15 04:40)
予告編は、本当によく出来ていると思います。
SOSEGON さん、こんにちはぁ(^_^)/
コメント、いつもありがとうございます。
予告編は、本編の3倍ぐらい、サルサや主人公の
魅力が溢れていると思います。
なかなか映画って難しいですね。
でも、観て後悔はしてないですよ。
プエルトリコとニューヨークの関係が
うっすらながら、掴めた気がします。
確か「ウエストサイド物語」も
プエルトリコでしたっけ。
by よーじっく (2009-10-15 12:29)
これは観てみたいですけど、果たして札幌で公開してくれるのか、が問題です。
by 丹下段平 (2009-10-16 00:44)
静岡では、かなり遅れて突然上映されたりします。
丹下段平さん、こんばんはぁ、(^_^)/
コメント、ありがとうございます。
『キャデラック・レコード』がやっと土曜から上映されます。
あきらめていたので、嬉しいです。
観られるだけでも有難いです。
by よーじっく (2009-10-16 18:07)