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『GOEMON』 (2009) [映画 (2009 鑑賞作品)]

 こんな映画だったんだぁ。予告編を見て、知っていたけれど、ここまで徹底しているとは思わなかった。

 ちょっと、脱帽ですね。大したものです。何の迷いもなく(?)、真剣に本気で、映画ならではの、ウソをつき通してくれるなんて、嬉しいです。

茶々.jpg

 「お話」は観てのお楽しみとして、この作品に、「何故」「どうして」などの疑問符は、控えるべきかもしれません。作品そのものを、素直に受け止めて楽しまなければ、意味はありません。

 まっ、「お話」は、びっくりというほどじゃなくて、着眼点は面白いけど、「う~む、なるほど」と言った、どんでん返し的な説得力は感じられません。出来るなら発想の転換とやらを駆使して、最後は力技でねじ伏せて欲しかったです。ただアイデアだけで、最後まで押し通されちゃった感はあります。

goemon6.jpg

 VFX、衣装、セット、美術、もろもろが楽しめます。ただ、どこまで行っても画面が暗いんだよねえ~。そこは、スッキリ、クッキリ、盛大にスカッと見せてよ、と言いたくなります。紀里谷和明監督の前作『キャシャーン』もそうだったけれど、どこか焦点がハッキリしない映像です。どハデな極彩色の画面なのに、色数が少なく感じます。

 コンピューターで処理された奥行きのない、平坦な印象さえ受けます。昔のパソコン画面の64000色表示みたいな感じです。前作だとセピア調、今作はモノクロ風味みたいに、フィルターをかけられている感じがします。

 意図的なんだろうけれど、その意図が生きているようにも思えません。

戸田.jpg

 そう、こういう思い切った(バカ)話は、映像的にも一発、ドーンとスッキリ見せて欲しいなあ。どこか緊張感がないんだよね。スリリングじゃないんだよね。

 で、作品としては、見せ場タップリ、アクションもたっぷり、VFXもたっぷり、スピーディーで、あれよあれよと「お話」は展開していきます。

 でも、後半は、慣れちゃうというか、飽きちゃうと言うか、ラストのクライマックスまでに、「もういいよ~」みたいに、私はなっちゃってました。

 起承転結のつけかたが、イマイチなのかなあ、メリハリが足りないのかなあ。

goemon2.jpg

 そうそう、石川五右衛門とか羽柴秀吉とか、歴史上の人物が、多彩な俳優陣のもと、これでもかと登場します。さすがベテランの存在感と演技で、キャスト面では面白かったです。

 ということは、時代劇なんですが、時代劇とは呼べないような気もします。

 冒頭のシーンなんか、日本の過去なのに、ちょっとSFぽくて、ワクワクします。雰囲気としては日本の『ブレードランナー』って感じかな。けっこう、この雰囲気づくりは、楽しめました。

 (後半、クライマックスで、私が睡魔に襲われたのは、ナイショです・・・)

【転載 2009-05-30 08:50:00 】 象のロケット(映画DVD総合ナビゲーター)






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