ご訪問をありがとうございます。
観ていて、映画館ごと20年くらいタイムスリップさせられたような感覚を覚えた作品だった。
実際、私はシネコンで観たんだけれど、20年位前のどこかの名画座で観ている錯覚に陥った。私は映画館ごと、あの時代に引き戻されていた気がする。そのとき、すでにこの『抱擁のかけら』は名作として存在していて、私は過去の名作鑑賞を楽しみに映画館へ足を運んでいた、そんな感じだったりする。
とにかく、映画として、しっかり出来ていて、堂々としすぎていて、有無を言わせぬ力で、遥か昔に私を引き戻そうとする、監督の情熱は、実は悲しいくらいに古臭さかったりするんだけれど・・・。女優、監督、映画の世界が舞台に描かれている。そうやっぱり、かなり古臭いハリウッドの女優映画の雰囲気を持つ映画なんだよね。
リスペクトというか、オマージュに溢れていて、暗喩に満ちていて、映画ファンの心を擽る創りになっているところが、心憎いんだけど・・・・ね。
で・・、いまさら何?、みたいに思っちゃう私は、かなりの天邪鬼なんだろうなあ。
女優を楽しむ映画であり、演出を楽しむ映画であり、映画の存在そのものを楽しむ作品なんだろうと思う。自己満足・・・、リスペクト・・・、オマージュ・・・、力のある監督だからこそ、映画人の遊びが作品に昇華されてて、しっかりとまとまって、ちゃんとした映画になっちゃっている。
映画館で映画を楽しんでいる自分を、客観的に楽しんでいる自分が、そこにいて、映画を創る事を楽しんでいる、監督の姿を想像しながら、とっても冷めた目で、映画を観ている自分を楽しんでいる。
この作品を観ていると、映画って、とっても遠い存在なんだって、思い知らされる気がする。前時代的な、監督と女優の物語。そんな映画が、「今」創られて、今観ている私。
「映画を楽しむこと」を楽しむ見方しか出来ない事が、ホントは歯がゆくて、悔しくて、素直に映画に入り込めない自分が、本当はとってももったいない見方をしていることが悲しくなる。『抱擁のかけら』は、そんな作品だった。20年ぐらい前に、観たかった映画なのかもしれない。
この作品には映画への愛が迸っていて、とんでもないパワーでそれを私に見せつけてくる。「今」だからこそ、観るべき映画なのか、その感覚の古さを楽しむべきなのか。映画と言う迷路から抜け出せないのは、私なのか監督なのか・・。その居心地のよさに、何故か違和感を覚えてしまう作品なんだよなあ。
チェック:『ボルベール<帰郷>』のペドロ・アルモドバル監督とペネロペ・クルスにとって、4度目のコラボレートとなる恋愛ドラマ。愛と視力を同時に失った男の過去へとさかのぼり、男と運命の女との愛に満ちた日々と悲劇を描く。過去の出来事を封印して生きる男を演じるのは、『バッド・エデュケーション』のルイス・オマール。ペネロペは男の恋人で、すべてを求める美しい女優を演じる。人生の苦しみや痛み、そして愛と幸福の詰まった濃厚なドラマが涙を誘う。
ストーリー:愛する人と視力を失った14年前の事故を封印し、名前を変えて生きる脚本家のハリー(ルイス・オマール)。かつて、ハリーは新進気鋭の映画監督だった。ハリーは主演女優のレナ(ペネロペ・クルス)と激しい恋に落ちるが、レナには権力のあるパトロン、エルネスト(ホセ・ルイス・ゴメス)がいた。ある日、逃避行先の島で、二人を悲劇が襲う。 【シネマトゥデイ】 より
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ご訪問くださる皆様に、こころから感謝いたします。
皆様に幸あれ!!! です。 ヽ(^o^)丿
『抱擁のかけら』 (2010) [映画 (2010 鑑賞作品)]
観ていて、映画館ごと20年くらいタイムスリップさせられたような感覚を覚えた作品だった。
実際、私はシネコンで観たんだけれど、20年位前のどこかの名画座で観ている錯覚に陥った。私は映画館ごと、あの時代に引き戻されていた気がする。そのとき、すでにこの『抱擁のかけら』は名作として存在していて、私は過去の名作鑑賞を楽しみに映画館へ足を運んでいた、そんな感じだったりする。
とにかく、映画として、しっかり出来ていて、堂々としすぎていて、有無を言わせぬ力で、遥か昔に私を引き戻そうとする、監督の情熱は、実は悲しいくらいに古臭さかったりするんだけれど・・・。女優、監督、映画の世界が舞台に描かれている。そうやっぱり、かなり古臭いハリウッドの女優映画の雰囲気を持つ映画なんだよね。
リスペクトというか、オマージュに溢れていて、暗喩に満ちていて、映画ファンの心を擽る創りになっているところが、心憎いんだけど・・・・ね。
で・・、いまさら何?、みたいに思っちゃう私は、かなりの天邪鬼なんだろうなあ。
女優を楽しむ映画であり、演出を楽しむ映画であり、映画の存在そのものを楽しむ作品なんだろうと思う。自己満足・・・、リスペクト・・・、オマージュ・・・、力のある監督だからこそ、映画人の遊びが作品に昇華されてて、しっかりとまとまって、ちゃんとした映画になっちゃっている。
映画館で映画を楽しんでいる自分を、客観的に楽しんでいる自分が、そこにいて、映画を創る事を楽しんでいる、監督の姿を想像しながら、とっても冷めた目で、映画を観ている自分を楽しんでいる。
この作品を観ていると、映画って、とっても遠い存在なんだって、思い知らされる気がする。前時代的な、監督と女優の物語。そんな映画が、「今」創られて、今観ている私。
「映画を楽しむこと」を楽しむ見方しか出来ない事が、ホントは歯がゆくて、悔しくて、素直に映画に入り込めない自分が、本当はとってももったいない見方をしていることが悲しくなる。『抱擁のかけら』は、そんな作品だった。20年ぐらい前に、観たかった映画なのかもしれない。
この作品には映画への愛が迸っていて、とんでもないパワーでそれを私に見せつけてくる。「今」だからこそ、観るべき映画なのか、その感覚の古さを楽しむべきなのか。映画と言う迷路から抜け出せないのは、私なのか監督なのか・・。その居心地のよさに、何故か違和感を覚えてしまう作品なんだよなあ。
チェック:『ボルベール<帰郷>』のペドロ・アルモドバル監督とペネロペ・クルスにとって、4度目のコラボレートとなる恋愛ドラマ。愛と視力を同時に失った男の過去へとさかのぼり、男と運命の女との愛に満ちた日々と悲劇を描く。過去の出来事を封印して生きる男を演じるのは、『バッド・エデュケーション』のルイス・オマール。ペネロペは男の恋人で、すべてを求める美しい女優を演じる。人生の苦しみや痛み、そして愛と幸福の詰まった濃厚なドラマが涙を誘う。
ストーリー:愛する人と視力を失った14年前の事故を封印し、名前を変えて生きる脚本家のハリー(ルイス・オマール)。かつて、ハリーは新進気鋭の映画監督だった。ハリーは主演女優のレナ(ペネロペ・クルス)と激しい恋に落ちるが、レナには権力のあるパトロン、エルネスト(ホセ・ルイス・ゴメス)がいた。ある日、逃避行先の島で、二人を悲劇が襲う。 【シネマトゥデイ】 より
タグ:ペネロペ・クルス
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皆様に幸あれ!!! です。 ヽ(^o^)丿
kaoru さん、こんぱんはぁ(^^)/
いつもご訪問とnice!、ありがとうございます。嬉しいです。(^_^)
by よーじっく (2010-09-29 21:25)
ikuko さん、こんぱんはぁ(^^)/
ご訪問とnice!、嬉しいです。ありがとうございます。!!!
by よーじっく (2010-09-29 21:26)
xml_xsl さん、こんぱんはぁ(^^)/
ご訪問とnice!を、いつも感謝です。ありがとうございます。m(__)m
by よーじっく (2010-09-29 21:58)
きさ さん、おはようございます(^^)/
ご訪問とnice!をありがとうございます。嬉しいです。(^'^)
by よーじっく (2010-09-30 06:35)
やま さん、おはようございます(^^)/
ご訪問とnice!、嬉しいです。感謝です。m(__)m
by よーじっく (2010-09-30 06:35)
suzuran さん、おはようございます(^^)/
ご訪問とnice!、いつも嬉しいです。ありがとうございます。!!!
by よーじっく (2010-09-30 06:36)
エコピーマン さん、おはようございます(^^)/
いつも、ご訪問とnice!をありがとうございます。嬉しいです。(^'^)
by よーじっく (2010-09-30 06:36)
みうさぎ さん、おはようございます(^^)/
ご訪問とnice!をいつも感謝です。ありがとうございます。!!!
by よーじっく (2010-09-30 06:37)
Labyrinth さん、おはようございます(^^)/
ご訪問とnice!をありがとうございます。!!!
by よーじっく (2010-09-30 06:37)
ryo1216 さん、おはようございます(^^)/
ご訪問とnice!をありがとうございます。嬉しいです。(^'^)
by よーじっく (2010-09-30 06:38)
ナビパ さん、おはようございます(^^)/
ご訪問とnice!、嬉しいです。感謝です。m(__)m
by よーじっく (2010-09-30 06:39)
よーじっくさんしか書けない映画評ですね。
by デルフィニウム (2010-09-30 07:29)
デルフィニウム さん、おはようございます(^_^)/
コメントとnice!をありがとうございます。
こんなふうに感じるって、私しかいないかもしれないです。
かなり、ひねくれているなって、自分でも思います。
でも、それが素直な感想なんで・・・。 (^^ゞ
by よーじっく (2010-09-30 08:26)
伽耶 さん、おはようございます(^_^)/
ご訪問とnice!を感謝です。ありがとうございます。(^'^)
by よーじっく (2010-09-30 08:27)
眉毛から上はオードリーヘップバーンか?
by upa (2010-09-30 23:04)
upa さん、 こんにちはぁ(^_^)/
ホント、似ていると思います。
役柄によっては、連想してしまいます。(^_^)
コメントとnice!をありがとうございます。
by よーじっく (2010-10-01 14:22)
mwainfo さん、 こんにちはぁ(^_^)/
ご訪問とnice!をありがとうございます。嬉しいです。!!!
by よーじっく (2010-10-01 14:23)
スマイル さん、こんにちはぁ(^_^)/
ご訪問とnice!、感謝です。ありがとうございますm(__)m
by よーじっく (2010-10-01 14:23)
タケオ さん、こんにちはぁ(^o^)丿
ご訪問とnice!を感謝です。ありがとうございます。(^_^)
by よーじっく (2010-10-01 14:24)
La_vbl_kok さん、 こんにちはぁ(^_^)/
ご訪問とnice!、嬉しいです。ありがとうございます。!!!
by よーじっく (2010-10-01 14:24)
yukio さん、こんにちはぁ(^_^)/
ご訪問とnice!をありがとうございます。感謝です。m(__)m
by よーじっく (2010-10-01 14:25)
aka さん、こんにちはぁ(^_^)/
ご訪問とnice!をありがとうございます。こちらにも、感謝です。m(__)m
by よーじっく (2010-10-01 14:34)
♪写楽♪ さん、こんにちはぁ(^o^)丿
ご訪問とnice!を、いつもありがとうございます。感謝です。(^_^)
by よーじっく (2010-10-01 14:35)
めぇ さん、こんにちはぁ(^_^)/
いつも、ご訪問とnice!、感謝です。ありがとうございます。!!!
by よーじっく (2010-10-01 14:35)
おさむ さん、こんにちはぁ(^_^)/
ご訪問とnice!をありがとうございます。いつも感謝ですm(__)m
by よーじっく (2010-10-01 14:36)
釣られクマ さん、こんにちはぁ(^_^)/
ご訪問とnice!、嬉しいです!いつも感謝です。(^'^)
by よーじっく (2010-10-01 14:36)
スー さん、こんにちはぁ(^_^)/
いつも、ご訪問とnice!をありがとうございます。嬉しいです!!!
by よーじっく (2010-10-01 14:38)
dorobouhige さん、こんにちはぁ(^_^)/
ご訪問とnice!をありがとうございます。いつも感謝ですm(__)m
by よーじっく (2010-10-01 14:38)
てくてく さん、こんにちはぁ(^o^)丿
ご訪問とnice!を感謝です。ありがとうございます。(^_^)
by よーじっく (2010-10-01 14:39)
くにちゃん、こんにちはぁ(^_^)/
いつも、ご訪問とnice!をありがとうございます。嬉しいです!!!
by よーじっく (2010-10-01 14:40)
galapagos さん、こんにちはぁ(^_^)/
ご訪問とnice!、感謝です。ありがとうございますm(__)m
by よーじっく (2010-10-01 14:40)
久遠 さん、こんにちはぁ(^o^)丿
ご訪問とnice!を、いつもありがとうございます。感謝です。(^_^)
by よーじっく (2010-10-01 14:41)
wing_14 さん、こんにちはぁ(^_^)/
いつも、ご訪問とnice!、感謝です。ありがとうございます。!!!
by よーじっく (2010-10-01 14:41)
爆弾小僧 さん、こんにちはぁ(^_^)/
ご訪問とnice!、感謝です。ありがとうございますm(__)m
by よーじっく (2010-10-01 14:42)
oira さん、こんにちはぁ(^o^)丿
ご訪問とnice!を、いつもありがとうございます。こちらにも、感謝です。(^_^)
by よーじっく (2010-10-01 14:43)
末尾ルコ さん、 こんにちはぁ(^_^)/
こちらにも、ご訪問とnice!、嬉しいです。ありがとうございます。!!!
by よーじっく (2010-10-01 14:47)
珈琲飲んでる写真、オードリーかと思っちゃった!!!
この映画も名古屋じゃやってないようです!
名古屋ってやっぱり『田舎』?なんですかね。。。
by 薔薇少女 (2010-10-02 17:44)
薔薇少女 さん、こんばんはぁ(^_^)/
コメントとnice!をありがとうございます。
似てるんですよねえ、『NINE』にも出てたけど
この作品では、ホント似てると思います。
大都市では今年の2月くらいに公開された作品で
静岡では遅れて4月に上映されました。
その感想を私は9月に載せているんですから、
混乱させてしまったみたいですね。すみません。(^^ゞ
もうレンタルがでてるかもしれないですね。
by よーじっく (2010-10-02 19:24)
nekononeonkan さん、おはようございます(^_^)/
ご訪問とnice!を感謝です。こちらにも、ありがとうございます。(^'^)
by よーじっく (2010-10-03 09:31)