ご訪問をありがとうございます。
ルームシェアする4人の若者。寝起きする場所は同じでも、彼らはお互いに干渉せず、その関係は希薄だ。そして、この映画と観客との関係は、さらに希薄だ。
なんて書いちゃいけない・・・雰囲気。でもラストを持て余している人も多いみたいなんで、「わからん」けど「惹かれる」という微妙な関係、やっぱ希薄じゃん、なんて思ったりもします。
彼らが何者であったか、映画が終わったあとも、まだわからないのだが、結局、この作品自体が何者なのかもわからない。何者かを理解する必要のない登場人物で創られている作品なんだろうなあ、とは思います。
彼らに肉薄していない作品である以上(サトルくんぐらいかな、生きることに爽やかなヤツだったのは)、ラストの微妙な心地よさは、なんとも痛快なんだけど、少なくとも私は、とっても痛快でニヤニヤしてしまったんだけど、彼らは、別に「今」じゃなくても、普遍的な関係のようにも思えるんだよなあ。デカダンぼくてね。
登場人物たちが、お互いを傍観者という立場を守って接する以上に、監督は彼らの内側に切り込もうとはしない。それぞれに、それなりのエピソードも登場するけれど、わかったフリなんて出来ないレベル。でもなんとなく、わかる気がする、という関係が、この作品の、なんとなく微妙な良さなんだろうなあ。
セリフに、「チャット」「掲示板」という言葉が出てきて、彼らの状況を説明してくれるけれど、それこそ勘違いしているのは誰なんだろう?、と思ってしまった。かなり薄っぺらな解釈の仕方だと、思っちゃったんだけれど、「なんとなく、そうかなあ、なんて気がします」と言うべきなのかもしれない。でも、そんな解釈も、きっと原作が発表された頃の認識だったような気がする。
もう、時代とすれ違っている気がする。
衝撃的なラスト。予告編を見ると、そんな謳われ方をしている作品だが、何が衝撃的なのかピンとはこない。サスペンス、ミステリー、そんな見方をしてしまうと、映画の冒頭から犯人が誰であるかは、察しはつく。演じている役者のうちで、一番怪しくない俳優・・・、ではないんだから。
ただ、この作品はサスペンスでもミステリーでもない、そして「今」風だけど、「今」じゃない部分で、存在価値があるのかもしれない。
「歪みはじめる僕ら」じゃなくて、「歪んでいた僕ら」にサトルくんは、かなり一服の清涼剤だと思う。彼らにやっと、共同生活の本当のルールを理解しようと言う意識が芽生え始めたのかも・・・、なんて思う。
『きょうのできごと 』の監督であることを、すっかり忘れてました。好きな作品です、『きょうのできごと 』は。
チェック:表面的な人間関係で満足しながら、都内のマンションで共同生活を送る若者たちの日々を描く青春群像ドラマ。吉田修一による第15回山本周五郎賞受賞作の原作を基に、『世界の中心で、愛をさけぶ』『遠くの空に消えた』の行定勲監督が映像化した。『DEATH NOTE デスノート』シリーズの藤原竜也が主演を務めるほか、香里奈、貫地谷しほり、林遣都、小出恵介ら旬の若手実力派が集結。現代の若者の内面を鋭く切り取る、行定監督の確かな演出力が光る。
ストーリー:映画会社勤務の直輝(藤原竜也)、イラストレーター志望の未来(香里奈)、フリーターの琴美(貫地谷しほり)、大学生の良介(小出恵介)たちは、2LDKマンションで共同生活を送っていた。それぞれが不安や焦燥感を抱えながら、怠惰な共同生活を続けていたが、男娼のサトル(林遣都)が現われたことで変化が起こり始め……。 【シネマトゥデイ】 より
※ 130万アクセスにとどきました。(7/8 頃)
ご訪問くださる皆様に、こころから感謝いたします。
皆様に幸あれ!!! です。 ヽ(^o^)丿
『パレード』 (2010) [映画 (2010 鑑賞作品)]
ルームシェアする4人の若者。寝起きする場所は同じでも、彼らはお互いに干渉せず、その関係は希薄だ。そして、この映画と観客との関係は、さらに希薄だ。
なんて書いちゃいけない・・・雰囲気。でもラストを持て余している人も多いみたいなんで、「わからん」けど「惹かれる」という微妙な関係、やっぱ希薄じゃん、なんて思ったりもします。
彼らが何者であったか、映画が終わったあとも、まだわからないのだが、結局、この作品自体が何者なのかもわからない。何者かを理解する必要のない登場人物で創られている作品なんだろうなあ、とは思います。
彼らに肉薄していない作品である以上(サトルくんぐらいかな、生きることに爽やかなヤツだったのは)、ラストの微妙な心地よさは、なんとも痛快なんだけど、少なくとも私は、とっても痛快でニヤニヤしてしまったんだけど、彼らは、別に「今」じゃなくても、普遍的な関係のようにも思えるんだよなあ。デカダンぼくてね。
登場人物たちが、お互いを傍観者という立場を守って接する以上に、監督は彼らの内側に切り込もうとはしない。それぞれに、それなりのエピソードも登場するけれど、わかったフリなんて出来ないレベル。でもなんとなく、わかる気がする、という関係が、この作品の、なんとなく微妙な良さなんだろうなあ。
セリフに、「チャット」「掲示板」という言葉が出てきて、彼らの状況を説明してくれるけれど、それこそ勘違いしているのは誰なんだろう?、と思ってしまった。かなり薄っぺらな解釈の仕方だと、思っちゃったんだけれど、「なんとなく、そうかなあ、なんて気がします」と言うべきなのかもしれない。でも、そんな解釈も、きっと原作が発表された頃の認識だったような気がする。
もう、時代とすれ違っている気がする。
衝撃的なラスト。予告編を見ると、そんな謳われ方をしている作品だが、何が衝撃的なのかピンとはこない。サスペンス、ミステリー、そんな見方をしてしまうと、映画の冒頭から犯人が誰であるかは、察しはつく。演じている役者のうちで、一番怪しくない俳優・・・、ではないんだから。
ただ、この作品はサスペンスでもミステリーでもない、そして「今」風だけど、「今」じゃない部分で、存在価値があるのかもしれない。
「歪みはじめる僕ら」じゃなくて、「歪んでいた僕ら」にサトルくんは、かなり一服の清涼剤だと思う。彼らにやっと、共同生活の本当のルールを理解しようと言う意識が芽生え始めたのかも・・・、なんて思う。
『きょうのできごと 』の監督であることを、すっかり忘れてました。好きな作品です、『きょうのできごと 』は。
チェック:表面的な人間関係で満足しながら、都内のマンションで共同生活を送る若者たちの日々を描く青春群像ドラマ。吉田修一による第15回山本周五郎賞受賞作の原作を基に、『世界の中心で、愛をさけぶ』『遠くの空に消えた』の行定勲監督が映像化した。『DEATH NOTE デスノート』シリーズの藤原竜也が主演を務めるほか、香里奈、貫地谷しほり、林遣都、小出恵介ら旬の若手実力派が集結。現代の若者の内面を鋭く切り取る、行定監督の確かな演出力が光る。
ストーリー:映画会社勤務の直輝(藤原竜也)、イラストレーター志望の未来(香里奈)、フリーターの琴美(貫地谷しほり)、大学生の良介(小出恵介)たちは、2LDKマンションで共同生活を送っていた。それぞれが不安や焦燥感を抱えながら、怠惰な共同生活を続けていたが、男娼のサトル(林遣都)が現われたことで変化が起こり始め……。 【シネマトゥデイ】 より
ご訪問くださる皆様に、こころから感謝いたします。
皆様に幸あれ!!! です。 ヽ(^o^)丿
mitu さん、こんぱんはぁ(^^)/
いつもご訪問とnice!、ありがとうございます。
嬉しいです。(^_^)
by よーじっく (2010-04-12 21:42)
おさむ さん、こんぱんはぁ(^^)/
ご訪問とnice!を、いつも感謝です。ありがとうございます。m(__)m
by よーじっく (2010-04-12 21:43)
xml_xsl さん、こんぱんはぁ(^^)/
ご訪問とnice!、いつも嬉しいです。ありがとうございます。!!!
by よーじっく (2010-04-12 21:47)
miyoko さん、おはようございます(^^)/
ご訪問とnice!を、いつもありがとうございます。感謝です。m(__)m
by よーじっく (2010-04-13 05:56)
ピンキーリング さん、おはようございます(^^)/
ご訪問とnice!をありがとうございます。嬉しいです。(^_^)
by よーじっく (2010-04-13 05:57)
wing_14 さん、おはようございます(^^)/
ご訪問とnice!、嬉しいです。感謝です。m(__)m
by よーじっく (2010-04-13 05:57)
あんれにさん、おはようございます(^^)/
ご訪問とnice!、嬉しいです。ありがとうございます。!!!
by よーじっく (2010-04-13 05:58)
sig さん、おはようございます(^^)/
ご訪問とnice!をありがとうございます。嬉しいです。(^_^)
by よーじっく (2010-04-13 05:58)
Labyrinth さん、おはようございます(^^)/
ご訪問とnice!、嬉しいです。感謝です。m(__)m
by よーじっく (2010-04-13 05:59)
シンシン。 さん、おはようございます(^^)/
いつもご訪問とnice!を、ありがとうございます。!!!
by よーじっく (2010-04-13 06:06)
yukio さん、おはようございます(^^)/
ご訪問とnice!をありがとうございます。嬉しいです。(^_^)
by よーじっく (2010-04-13 06:07)
スー さん、おはようございます(^^)/
ご訪問とnice!、嬉しいです。感謝です。m(__)m
by よーじっく (2010-04-13 06:07)
末尾ルコさん、おはようございます(^^)/
ご訪問とnice!、嬉しいです。ありがとうございます。!!!
by よーじっく (2010-04-13 06:08)
ロボライター さん、おはようございます(^^)/
ご訪問とnice!をありがとうございます。嬉しいです。(^_^)
by よーじっく (2010-04-13 06:08)
kaoru さん、おはようございます(^^)/
ご訪問とnice!を、いつも感謝です。ありがとうございます。m(__)m
by よーじっく (2010-04-13 06:09)
まる さん、おはようございます(^_^)/
ご訪問とnice!を嬉しいです。
こちらにも、ありがとうございます。m(__)m
by よーじっく (2010-04-13 08:39)
artfuldodger さん、おはようございます(^_^)/
いつも、ご訪問とnice!を嬉しいです。感謝です(^'^)
by よーじっく (2010-04-13 08:55)
よーじっくさん遅くなりました♪
藤原達也は好きだけど、この映画は、チャンスがあったら観ようかなと言う感じをよーじっくさんの記事から見て取りました・・・・
by スマイル (2010-04-13 15:22)
スマイル さん、こんぱんはぁ(^^)/
かなり微妙な内容と、出来の作品です。
どこかテレビ的な雰囲気が、独特の魅力なのかもしれません。
「チャンスがあったら」、がよろしいかと私も思います。^_^;
こちらにも、コメントとnice!をありがとうございます。
by よーじっく (2010-04-13 23:05)
タケル さん、こんぱんはぁ(^^)/
ご訪問とnice!、嬉しいです。ありがとうございます。!!!
by よーじっく (2010-04-13 23:06)
La_vbl_kok さん、こんぱんはぁ(^^)/
ご訪問とnice!を感謝です。こちらにもありがとうございます。m(__)m
by よーじっく (2010-04-15 19:53)
薔薇少女 さん、こんぱんはぁ(^^)/
ご訪問とnice!をありがとうございます。こちらにも嬉しいです。(^_^)
by よーじっく (2010-04-16 20:19)