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映画 (~2008 鑑賞作品) ブログトップ
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『ハンサム★スーツ』(2008) [映画 (~2008 鑑賞作品)]

ハンサムスーツ.jpg

 「ハッピー・エンドはいいねえ」、見た直後の素直な感想です。

 まっ、この映画は期待していなかったのでスルーしてました。普通の、ありふれた喜劇、特別なものは何もないような・・・。

 予告編を見て、ああなって、こうなって、オチ(?)は、やっぱり人間性、人間は中身だよ・・、って作品なんだろうなあなんて、誰もが予測できる事を考えたけれど、それじゃあ、つまんないよね。

 きっと、どんでん返しのどんでん返しの、さらにどんでん返しぐらいはあるのかな・・・、なんて望みを持ちつつ、ならもっと話題になっただろうし・・・、と見ながら余計なことばかり考えてました。(^^ゞ

 困ったものです。こういう観客は、映画を楽しめるわけないです。ちょっと、反省しなきゃ、なんて、また余計な事を考える・・・・。

 で今は、あれこれと、ケチをつけるのは、おとなげないかなと思います。ベタな笑いが満載なんで、上手に乗せられないと、つまらない結果に終わります。

ハンサムスーツ2.jpg


 話としては一応、序盤の回想シーンそのものに北川景子が出てくるし、中盤あたりのデッカいカバンのくだりで伏線の念押しをされてしまう。

 で、この作品のカラクリはそうそうに見えてしまって、興味は何故そんなことをしているのかじゃなくて、何故できるんだろう、って人物背景に移ってたりしたんですが、もう、そんなこともどうでもいいかな。(^_^;)

 とにかく、北川景子がかわいいんで、十分です。さらにハッピーエンドで、納得です。

 ラストの入れ替わり大作戦の、状況説明はちょっとくどかったんだけど、製作者側の親切こころの結果なんでしょうから、それもアリかななんて、思ったりして。

 ハッピーエンド効果が、私をとっても優しくしてくれました。それが、この映画の最大の魅力だと思います。

 最後に。

 「マイ・レヴォリューション」が、とても印象的に使われているんだけれど、あの頃はパソコンでよく聴いていたのを思い出します。CDを持っていなかったので、FM音源のデータを Nifty からDLして、ほんと毎日聴いていました。

 世代によっては、この曲が流れるだけで、全てを受け入れられちゃう気がします。大好きな曲だったんだよねえ。


ハンサムスーツ予告




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タグ:北川景子
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『迷子の警察音楽隊』 (2008) [映画 (~2008 鑑賞作品)]



 とても行間が豊かな作品で、まったりな演出リズムも、なかなかのものだと思います。

 シンプルな映画なんだけれど、結構いろいろな点で深いと思います。

 殺伐とした風景、無機質な風景、荒涼とした風景の中に、閉じ込められたような、人間の息遣いが、どこからともなくため息みたいに、漏れてくるような作品です。

 登場人物たちが母国語ではなく、カタコトの英語で会話を交わす、ただそれだけでも、この作品の持つ意味深さは大きいと思います。殆どのふれ合いの仲介役が、外国(米国?)発信のものであるところも、驚きます。
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 いくつかのハートウォーミングなエピソードが淡々と綴られていくので、単なるコメディというか、青春映画や恋愛映画を観ている感覚に陥りそうですが、観客がエピソードそのものに興味を惹かれたところで、底にある越えられない壁と、簡単に越えることの出来る溝との、曖昧な境目で右往左往することの空しさと希望が、うっすらと浮かび上がってくるところが、作品の芯でもあるように思います。

 イスラエルとかエジプトを越えて、英語で会話する両国人を、また英語で理解しようとする観客の切なさ。そんな歯がゆさも魅力となる、佳作だと思います。

 とにかく、殆どがうっすら見え隠れするような行間を読む作品って、滅多にお目にかかれないので、出会えてホントに良かったと思います。


The Band's Visit (Bikur Ha-Tizmoret)

 ところで、イスラエルの人ってテレビから流れるオマー・シャリフのセリフを理解しているってことなら、すごいな、と思います。きっと「冬ソナ」みたいな大恋愛映画なんでしょうね。

 もしかしたら、この映画、昨年封切られた洋画では、個人的にはイチバンかもしれないです。


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『ベガスの恋に勝つルール』 (2008) [映画 (~2008 鑑賞作品)]

 キャメロン・ディアスとアシュトン・カッチャー共演のロマンティック・コメディ。


 はい、やっと観て来ましたよ、キャメロン・ディアスですもん。でもスクリーンのキャメロンをじっと見ていると、う~ん、実は私の好みのお顔ではありません。じゃ、何故?

 いえいえ、この人の明るくてハイテンション傾向の存在感が、私にはとても可愛く見えるんです。何にでも前向きな、あんまり細かいことには、そうこだわらない。まっいいかって、どんどんスタスタ、前に進んでいってしまう、そういうイメージが魅力に感じるんです。

 でも、庶民的な感じもちゃんとあって、女性らしい、フェミニンな部分もしっかり残していて、さらにドレスアップすれば、セレブでゴージャスなレディにも変身できる。言う事ナシじゃないですか! ひいき目すぎるかなあ。ちょっと雰囲気は違うけど、一時期のゴールディ・ホーンの位置にいる人ですね。続く人は出てくるんでしょうか?

 まっ、そういう訳なんで、ちょっとやそっとでは、この作品「つまらない」とは、なりません。

 ええ、最初から結末はハッピーエンドだって、観てる人みんな知ってますよ。ラブコメなんだから。承知の上で、楽しみましょうの映画です。

 ただ、なんか、この作品は、今のアメリカの大多数の白人さんたちの見方や考え方を、きっと肯定した上で作られてるんで、気になるところは多々あります。でも、いいじゃん。ラブコメなんだから。

 ちょっと、私には理解不能な下品な男の行動が出てきます。風呂場とトイレが一緒の感覚から言うと、あれはあれで、笑っておしまいのギャグなんでしょうね。 私はもっとキツ~イ、シンクを使った信じられないギャグを見たことあります。はい、この場合、ラブコメなんで・・・。でも、日本じゃ通用しないぞ! それはさておき、面白かったです。笑いました。さすが、ラブコメの女王です。男優さんはあくまで相手役です。男の方の両親が出てくるけど、キャメロンの親は出てこない。そうです、彼女は自立してるんです。男はまだ、親離れできてないお坊ちゃんです。はい、キャメロン上位でお話は展開します(ストーリーじゃなくて出番の割合です)。  上司が出てきます。いかにもスノッブです。中国系の同僚(キャメロンのライバル)が、存在感ありません。だから、彼の助けもあって勝っちゃいます。あくまで、スノッブな上司なんで仕方ないです。これはよく映画やテレビドラマでも見かける、「おい小僧、おまえ、なかなか話せるヤツだな。ジョークもいいぞ!大学は?、おおそうか、後輩だな」の出世パターンです。 この場合、ライバルをルーシー・リューあたりが演じていれば、丁々発止の出世競争が展開して、さらに面白くなったんでしょうけど、キャメロンがかすんじゃうとまずいんで、出てません。←おいおい、そういう問題?いや、絶対、勝つとは思いますが・・・。
まっ、それやこれやで、このお話は結婚から恋愛にいたるまでを(普通の逆ですね)、面白おかしくラスヴェガスでのスロット大当たり金を絡めて描いていきます。 《恋愛→結婚》を、常識・普通と考えているスノッブな人たちから見ての間逆の面白さなんで、そう考えると何の変哲もない王道の恋愛映画なんでしょうね。まっ、いいじゃん、ラブコメなんだから・・・そればっか (^_-)-☆  そう言えば、コメディなのに、言葉遊びのギャグは余り無かったですね。笑うタイミングがどうも他の人と違うんで、恥ずかしい思いしたりするんですけど・・・。
《 転載 2009-06-09 16:23:26 》


映画『ベガスの恋に勝つルール』 予告編
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『ハムナプトラ3 呪われた皇帝の秘宝』 (2008) [映画 (~2008 鑑賞作品)]

 1作目2作目ともに観ているはずなんですが、2作目の記憶が余り無い。確かに面白く観ることが出来たはずなのに・・・・。

 まっ、それはおいといて、今作も充分面白いです。主人公たちが引退したはずなのに、冒険をしたくてウズウズしている設定もいいですね。引退したのに周りから無理やり冒険に引っ張り出されるって設定よりも、前向きな感じで、こちらも余計に期待してしまいます。 舞台はエジプトではなく、中国なんであれっ?とは思いますが、それはそれで時代設定も相まって、冒険活劇の雰囲気は上海(最初の拠点)なので味わえます。

 でも、上海でのドハデなアクションは、ちょっとやりすぎじゃない?と思えるくらいに、地元の人たちの迷惑も省みないスゴさです。娯楽作だからいいんでしょうけれどね(?)。

 肝心の冒険のほうは、どちらかというと謎解き要素は少なくてアクション中心ですね。謎解きは見ていて面白いんですが、こういったシリーズものの新作は、殆ど最近アクション中心になってしまっていますね。インディー・ジョーンズやナショナル・トレジャーの最新作も、アクションやCG特撮がメインになってしまっていて、謎解きの好きな私としてはちょっと寂しいです。
 
で、今作の"売り"はジェット・リーの悪役ってところでしょうか。でも私には悪人らしい憎々しさが感じられない。そんなにカンフーの見せ場もないし・・・。もっともっと憎たらしくないと、こういう作品は盛り上がらないんだよなあ。ちょっと悪役としては、小粒な感じです。

 ただ、兵馬俑もどきが出てきたり、シャングリラが出てきたり、雪男(イエティ)が出てきたりと、なんとか面白い作品をしようと、がむしゃらに頑張って作りましたってのは、わかります。 なので、結構楽しんで見ることは出来ました。最後に兵馬俑もどきとゾンビの大合戦があるんですが、これが、どっちも死んでるじゃん、と思ってしまうと、ちょっと醒めちゃうところが残念と言えば残念。そうそう、ミシェル・ヨーが良かったです。
《 2008.8.31 (18:57:25) 》



原題: THE MUMMY: TOMB OF THE DRAGON EMPEROR
監督: ロブ・コーエン
出演: ブレンダン・フレイザー、 ジェット・リー、マリア・ベロ、イザベラ・リョン、ミシェル・ヨー


映画『ハムナプトラ3 呪われた皇帝の秘宝』 予告編

《サントラジャケットです【クリック】でHMVへ↑》
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『ウォンテッド』 (2008) [映画 (~2008 鑑賞作品)]

 アンジェリーナ・ジョリーが、予告編でとってもカッコ良かったんで、期待していました。しかし鑑賞当日、一緒に行った友人に知らされました。アンジェリーナ・ジョリーが主役の映画じゃないって。(^_^;)

 えっ、それはないよう。予告編じゃ、まるで主役に見えたのに・・・・。で予告編を確認してみると、確かに主人公は、この男らしい、しかし、アンジーだって、同じぐらいに写ってるし、アクションの見せ場は殆どアンジーがメインになってる。勘違いしても、文句は言えない、ギリギリのところで作られている予告編なんだよねえ。アンジーがいくらお客さんを呼べるからって、まっ、私も乗せられた一人です。



 で、騙された私がガッカリした作品かというと、いえいえ面白かったです。後半はアンジーが殆ど出てこなくなっちゃうんだけど、ジェームズ・マカヴォイ 演じる主人公の男ウェスリーが、頑張ってくれるんで十分楽しめます。

 お話は、発射された弾丸が曲がって標的に当たるという特殊能力を持つ暗殺団のお話です。って、余りに簡単な説明ですね。で、もう少し説明すると、持って生まれた特殊能力に気づかず、イヤな上司にいじめられながら、恋人も寝取られたりと、散々な生活を送っている主人公の前に、アンジー演じる謎の美女が現れる。初のご対面シーンが、予告編でも見られるドラッグストアのシーンです。

Flixster - こういうポスターは、勘違いさせるよね


 で、死んだと思っていた父親が、実はアレコレあって、主人公は受け継がれた超能力を、アンジー姉さんにシゴかれながら、肉体改造や精神改造やら超能力開発に、励むわけなんです。これが前半ですね。

 まっ、これじゃあ、まるでマンガなんですが、ロシア出身の監督ベクマンベドフが、とってもカッコよくスタイリッシュに演出しているんで、ついつい引き込まれてしまいます。

 ホント、斬新な映像を随所に絡ませ、迫力あるアクション・シーンが次から次に繰り出されてきて、ウソっぽい設定も気にならずに、堪能できます。この場合、設定に何の疑問も持ってはいけません。流れに身を任せて楽しむことこそ、この映画では大切です。


Flixster -やっぱ、カッコいい!!!
 


 それにしても、アンジーはカッコいいです。ベクマンベドフ監督も、アンジーの演じるアクション・シーンはひときわ、力を注いで撮ったんでしょうね、アンジーが銃を撃つシーンはスタイリッシュな美しさに溢れています。

 そして、後半は、主人公が、またまたアレやコレがあって、大活躍のド迫力アクション・シーンの連発となります。一応、お話も次第に複雑さを増して、それなりの面白さもあったりして、どうなっちゃうのお、ってな様相を呈してきます。でも、最後はしっかりケリが付きますんで、スカッと爽快かもね。

Flixster -モーガン・フリーマンも出てます


 それにしても、映画全体を通して、普通の善良なはずの名もない市民が、彼らの戦いのために、無理やり巻き込まれちゃうシーンが結構多いです。それぞれの場に居合わせた人々は、まさに地獄だろうと想像すると、怖いです。そこらへんは、監督さん、とても無慈悲です。R-15指定とは、その辺から来ているのかなあとも思いました。

 で、最後に、ちょっと気になったところは、前半の舞台はアメリカのはずなのに、どこか寒々しいヨーロッパの雰囲気なんです。後半、ヨーロッパに舞台は移るんですが、画面からは余り、移動した感じがしないんですね。

 まっ、ロシア出身の監督さんの、体質なのか、意図するところなのかわかりませんが、そんな雰囲気も、この作品を盛り上げるには一役買っているのかもしれません。
《 転載 2008.12.20 (15:11:05) 》

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『最高の人生の見つけ方』 (2008) [映画 (~2008 鑑賞作品)]

 良い映画って、あっという間に終わってしまうものが多いです。それは、上映時間の長い短いではなく、観ている私が感じる時間の長さが、です。

 なかには、観客に時間を長く感じさせる事によって、その作品のメッセージが観客に届くという意図で作られている映画もあるので、一概にはいえませんが、私がいいなと思った作品の殆どは短く感じたものが多かったです。

 で、この作品はとても短く感じました。そして、実際の作品の尺も余り長くはありません。

 中身がないから、実際の尺が短いんじゃなくて、余計なものを削ぎ落とした、実にしっかりと練られている脚本なんですね。セリフもウィットに富んでるし、演出のリズムも、場面転換のタイミングも、構図のイン・アウトも、無駄なく本当に丁寧に作られています。その結果として作品の実際の尺も短くなったのかもしれません。

 物語の中では、世界各地の絶景、美しい風景が、後半次から次に出てくるんですが、実にさりげなく映し出されます。例えば、フランスへお話が移動すると、すかさずエディット・ピアフの「ミロール」が流れます。主人公たちの心の中は、こんな事を望んでいるのかな、ちょっと高揚した感じの、誰にも文句は言わせない楽しまなきゃ、と決心している、そんな心境を感じさせたりします。すべてがさりげなく、何かを物語っているんですね。(あれあれ、もしかして心配している奥さんの気持ちも込められてる?って言うか、この歌はそちらの立場からの歌ですもんね)

 そうそう、忘れていました。主人公二人を演じるのは、ジャック・ニコルソンとモーガン・フリーマン。いわずと知れた名優です。この二人が出演をOKしたというだけで、少なくとも脚本は、素晴らしく出来上がっていたんだと思います。しかし実際、ニコルソンは脚本の段階から、絡んでいたそうで、つまらない作品になるわけないですね。

 で、肝心のお話なんですが、オフィシャルサイトで、ご確認ください。私は個人的に、"ストーリーを説明しながらの感想"を書くのは好きじゃないんで、ごめんなさい。今回は極端すぎるかな・・・。(^_^;)

 でも、一つだけ書きます。ジャック・ニコルソン演じるエドワードが死ぬ前にやっておきたい「棺桶リスト(原題です)」の一つに挙げていたこと、「世界一の美女とキスをする」。この目標達成シーンにはジーンときちゃいました。やっぱりね、なんだけど、そうだよねと納得です。ここの描写も殆どセリフがなくて、映像だけで見せてくれます。ホント、演出がうまいです。いちいち、セリフで状況を説明したり、だらだら映像を長回ししたりせず、簡潔に描写していきます。

 そして、ラストもさりげなくて、胸が熱くなります。

 とてもいい作品です。こころがあったまります。ステキな映画です。
(DVDにて鑑賞)

追記: 映画の感想って、勢いがあるときに書かないと、どんどん後回しになって、結局いつまで経っても書かないままが多いです。今回は、さっき見て、勢いで書きました。書くのに30分もかかっていないし、推敲もしてませんので、誤字脱字、名称間違いがあるかもしれません。お許しください。┏○ ペコ 
 で、いつも、あとで間違いに気付いて、あちこち直してます。 今回もそんな間違いが・・・あるかも。 ご了承ください。m(__)m

 それと、この作品を推薦してくれた、ブロガーのにゃもさん、ブログでこの作品を紹介していて、私の見ようというキモチを後押ししてくれた ブロガーおすぎさんに、感謝します。ありがとうございました。本当にいい作品でした。
《転載記事 2008.11.20 (19:18:05) 》

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『紀元前1万年』 (2008) [映画 (~2008 鑑賞作品)]

 思っていたよりも、面白かった。

 もっとつまらない映画だと思っていたんだけれど、案外、普通の映画で、それなりにちゃんと作られていて、それなりに面白かった。

 で、問題は、案外、普通の映画というところだと思う。

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 何故、いま、こんな映画を作るんだろうと?という疑問を持ってしまう。別に何の変哲もないお話を、お金と時間をかけて、マンモスのCGとか、ホント、よく出来ているし、ラストに現れるピラミッド都市だって、スケールがでっかくて、圧巻ものだとおもう。

 映画館の大スクリーンなら、ホント、それだけで、見る価値あり、と言ってしまいそうなスケールなんだよね。

 でも、でも、ホント、そうかな・・・。大スクリーンでスケールのでっかい映像を見せられたら、それだけで満足なのかな・・・、いや反対に、映画館だからこそ、もっと映像が与えるインパクト以上の、観ている観客にズシンとくる、心へのインパクトを求めてしまうんじゃないのかな。

 テレビ画面だったら、映像が凄かった、迫力があった、映画館で観たらもっと、凄かったんだろうなあ、話も結構まとまっていて、面白かったし・・・、で済んでしまうとは思うんだけどね。

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 まっ、お話が、つまらんです。ごく普通の展開です。巫母の予言とか、昔からの言い伝えとかがあって、それがいろいろな形で実現されながら、お話が進んでいくんだけれど、あまり話しのスケールは大きくない。

 舞台となる場所と言うか、地域と言うか、その部分は結構、広大な感じなんだけれど、芯となるお話自体はスケールが大きくないし、深みもない。

 予言とか、言い伝えとか、マンモスとか、タイガーとか、恐竜みたいなものとか、もっともっと、多種多様に絡めて、「へぇ~、そういうことだったんだあ」ってなところが、殆どないんだよね。

 「歴史は無視しています」って、監督は明言しているみたいだけれど、ということはファンタジーでもあるわけで、その部分での遊びが、全くないんだよね。

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 一応、ウソっぽくならないように作ってはいるんだろうけれど、いい意味でのご都合趣味と言うか、観客をしらけさせない程度の、奇想天外な「ホラ話」ぐらいは、あってもいいんじゃないかと思う。

 「へえ~、そうきたか」「結構、面白い仮説じゃん」ってものも、出来たら見せて欲しかった気もします。

 とりあえず、上手にまとめた、一見スケールはでっかくて金はかかってるけれど、普通の映画。まっ、話のつじつまを「宇宙」で、逃げなかっただけいいかもしれません。というか、逃げ切れなかったのかな・・・、余りに氾濫していますからね、そんな作品が (^^ゞ

 でも、「いま、この時代に、こんなのあってもいいんじゃない」っていう、訴求力とか、自己主張とかは、希薄な作品でした。
《転載記事 2009.6.6 (09:51:09) 》



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『アイアンマン』 (2008) [映画 (~2008 鑑賞作品)]

 いままで、どのくらいのアメコミが映画化されたのだろう。どちらかと言えば決して嫌いではないクチなので、時間さえあれば観に行ってしまう。だいたいが映画化されても、出処ゆえの消すことの出来ないB級の香りプンプンなんだから、私は甘い蜜に抗しきれない蜂のように、否応なく、つい吸い寄せられてしまうのだ。


 で、『アイアンマン』である。予告編を見ただけでも、B級以外の何者でもない、見事な"掴み"だ。そう、別に観なくても後悔はしなさそう、別にDVDでもOK!とでも、言わんばかりに立派な存在感を漂わせていた。

 主要登場人物の少なさ、脇キャラクターのステロタイプ度、スケールがデカいようで実は小さな世界でしか物語が展開されない・・・、なんとも後腐れのない潔い生い立ちや成り立ち、個人的には、全部、褒め言葉として理解しているつもりだ。B級の楽しさ、ここにありである。

 そうそう、本題、本題。

 『アイアンマン』は、実にその点を踏まえた上で、よく出来ている。しっかり、地に足が着いている。演出も存在もチャラチャラしていないのだ。堂々と"我が成せる事と"受け止める兵器産業の胡散臭さも、結局は最後にビジネスパートナーが背負ってくれるので、観ている方はついつい忘れてしまうのだ。


 この作品は、映画化アイアンマン・シリーズの第1作「いかにして私は私をアイアンマンとして製作したか」篇である。1作目なので、ドハデぢゃなかったりする。後に続く作品のためにも、である。

 第1作目で、やらなきゃいけないのは、主人公のカッコよさをいかに見せるかである。子供なら憧れる、簡単には手に入れられないであろう、数々のカッコよさ。そりゃ、女の子にもモてなきゃダメだし、豪邸だって見せつけてくれなきゃ(でも、もう一捻り欲しかった)、アフガンへの移動手段だって、別にこんなに踊るCAはいらないだろ、ってところまで、見せてくれれば、無駄と知りつつ納得してしまう私なのだ。

 テンポよく、歯切れよく、ストレートに、物語は進行する。1号機から3号機までの進化していく、製作過程で見せてくれるパワードスーツの美しさよ。なんとも、映像として美しいのだ、その過程が。

 手堅く纏まった、良い出来の、アメコミ映画化作品です。役者も手堅いところを揃えてます。的外れなツッコミだけは、して欲しくないなぁ。

 面白いんだから、いいんです。心の中では100点、でも、人には「78点ぐらいかなぁ」、と言っておこう。

 ところで、 ロバート ダウニーJr.、ラストに向かってラテン系っぽい顔になっていくんだけど、何故? ちょっとイカガワしい雰囲気も漂わせておりました。それも、演技力なのかなあ・・・・、当然!。

《 転載 2008.10.23 (14:18:05) 》



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『イーグル・アイ』 (2008) [映画 (~2008 鑑賞作品)]

 予告編を見て興味を持った。どうもアクション映画らしいが、巻き込まれ型のサスペンス風味らしい。

 主人公は、絶対服従の不可解な女の指令に操られながら、目的さえ知らさないまま、ただただ、次から次に繰り出されるアクション・シーンに押し流されてゆく。

 女も、息子の命を握っている謎の女の指令に、ただ従うのみである。二人は、休みないFBIからの追撃をかわしながら、指令のまま突き進むしかないのである。

 とにかく、アクションシーンのみと言っていいだろう。指令は携帯電話や電光掲示板などを使い出されるのだが、完璧に二人を監視しているとしか思えないほど、瞬時にすべてを計算し推測し、ある時は二人をサポートしながら、目的地に導こうとする。

 この、瞬時のサポートが、背後にある"もの"を匂わせる。追う側より、追われる側のほうが、余りに決断力に秀でたサポートなのである。

 追う側は、FBIそしてペンタゴン。映画の中盤、ペンタゴンの地下36階が現れると、背後にある"もの"が、唯一の存在であることに観客は誰でも気づくだろう。というより、タイトルだけでも想像出来るだろう。"声"は言わずもがなである。


 つまりは、本来SF映画であるハズであったものが、時代に追いつかれSFとして描けなくなってしまったプロット(構成或いは因果関係)を、ハデなアクション映画として蘇らせた作品なのである。スピルバーグが映画化権を手に入れたのは10年以上前だと聞かされて、まさにバット・タイミングの産物なのだと納得した。

 後半ラストまでは、その背後にある"もの"との戦いになる。今度は、男は自分の意志と判断力で、アクションシーンを潜り抜けなければならない。ハイテク(?)抜きである。だいたいのアクション映画は、そこに帰納してしまう。やはり、生身の人間が頑張って、ナンボである。

 前半との落差は歴然、目的を阻止する方法が、あんな人間らしい方法しか思いつかなくても仕方ない。正義感と本能で行動する"男"の一刻一秒を争う、アクション映画なのだ。

 これはこれで、良しとするしかない作品でもある。 女の必然性とか、不慮の事故だったらとか考えたくなるが、相手が相手なんで用意周到なんだろう。

 何と言っても、ストーリーが進展するなか、各所に据えられた監視カメラの映像が映し出されるのだが、日付が2009年1月26日である。つまり、レンタルで出る頃は、過去を描いた作品になってしまうのも、どこか悲しい。

 ふと思うのは、この映画、印象的な冒頭シーンの次は、 「イーグル・アイ」 の目的達成シーンから、遡って描くという手法を取ったら、結構面白い作品になったのではないかとも思える。


 ・・・・まあ、面白かったです。楽しめました。どこかで見たことのあるような気もするけれど、アクションシーン満載です。映画館で観て良かったです。テレビで見たら、忘れちゃうかも、です。

《 2008.10.22 (00:24:05)  転載記事》
 


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『アクロス・ザ・ユニバース』 (2008) [映画 (~2008 鑑賞作品)]

 ビートルズの楽曲を使用したミュージカルの映画化作品。

 これまた予告編を見て、期待していた作品です。予告編を見ている時も、ついつい口ずさんでしまったんで、本編はさぞや楽しい出来上がりになって、至福の時を過ごせるんだろうなあ、とひとり盛り上がっていました。

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 ビートルズの音楽がリアルタイムだった時期に、リアルタイムで起こったであろう物語が、この作品で語られていきます。もちろん、ノンフィクションなんだろうけれど、いかにも、ありげな物語でもあります。

 しかし、何だろう、お話がピンと来ないんです。みんな知っている事、みんな起こった事、きっとこうだっただろうと予想できる事、全てが、予測の範囲内なのです。お話のどこにも新鮮味はない。映像のどこにも新しさはない。演出のどこにも個性がない。

 いや、あの時代を知らない人には、きっと全てが新鮮だと思います。色々な出来事も、それなりの映像も・・・・。

 ビートルズに対して抱いているイメージを壊すようなことは、何もしていません。ビートルズの楽曲に、みなそれぞれが持っている思いを打ち消すような事は何もしていません。あの時代に、あったであろうエピソード、あの時代、ビートルズの曲が傍らにあった幸福を否定するような演出は、一切ありません。

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 慎重に作ったのかな、オマージュなのかな、リスペクトなのかな。それはよくはわかりませんが、私にはカラオケのBGVにしか見えなかったのも、事実です。だれもが、必死で生きていたあの時代、戦争、政治、ドラック、色々な社会の側面が、描きこまれています。

 情熱、愛、あの時代を振り返りながら、こうだったんだよって、監督は教えてくれています。

 でも、みんな知ってる事、その時代に青春だった人じゃなくても、興味があれば、知識として持っている事。そんな、アレコレが映画には鏤められています。

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 どこかで安心して、どこかでガッカリして、でも、ビートルズの曲がメチャメチャにされなくて良かった。ヘンな問題作じゃなくて、良かった。もっと、ビックリするような、もっと慌てるような作品にして欲しかった反面、ほどほどのレベルでキレイに作られていて良かった。
 
 一つだけ言える事は、青春ミュージカル映画として、なかなかの出来だった『ヘアスプレー』みたいに、時代の真実をミュージカルの名のもとに捻じ曲げてしまった作品ではないことは、評価できると思います。

 映画的な個性のなさに起因する空しさと引き換えに、不思議な安堵も残った作品でした。
《 2008.12.29 (20:00:00) 転載記事》
 

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